今日も調子が良くない。
旅に出て、自分が案外体力もないし、弱いんだなーっと思い知らされる。欧米人みたいに馬鹿でかいバックパックも背負えないし、海に行って一日中遊んでいると体調壊して風邪を引くし、食べ物のせいか免疫力が下がっていたからなのか1週間以上下痢で悩まされる。
本当はもっと一日中動き回ったり、炎天下でランニングしたりしたいのに全然できていない。
神様がくれたゆっくりする日なんだと思うようにして、部屋での時間を楽しむことにする。せっかくプノンペンに来ているのに。
11年前の青年と自分を重ねて
プノンペンは11年前に訪れたことのある街だ。
当時、初めてのバックパッカーの旅に出た。東京・バンコク間の1ヶ月の往復チケットを買って、それ以外は予約せずに出かけたのはもう遠い過去の記憶の中だが、5年くらい前まではいつでも、その記憶は引き出せて、誰かにその話をし始めたら本当に目を輝かせながら何時間でも話せた物だった。
それくらい、あの時の旅は僕にとって特別だった。今からだと想像もつかないかもしれないが、インターネットは駆け出しの時代でブログもフェイスブックもツイッターもなかった。旅の情報を調べるには文字だけの掲示板(今でもある2ちゃんねるのような。僕は2ちゃんねるがきらいだからみないが)か、ガイドブックに頼るか、人に聞くかしかなかったと思う。僕はまず、本を買った。タイ・カンボジア・ベトナム・ラオスを回りたいと思っていたのだが、地球の歩きかたを4冊も買えば高いし、持っていくには重い。当時はいい本があった。メコンの国。
一冊でメコン川周辺のタイ国境・カンボジア・ベトナム・ラオス・中国雲南省・ミャンマーが1冊に納められたバックパッカー向けのガイドブックだった。
今はもう改訂が行われていないらしく2007年度版でとまっているのでおすすめはできない。
この本と、バックパッカーの掲示板を頼りに、ドキドキした一人旅の計画から始まった。
アルバイトが落ち着く9月の下旬から友達の結婚式がある10月下旬までの1ヶ月間。航空券は当時オンライン予約などありはしなかったから、旅行会社のHISや JTBを回り、一番安かったエアインディアンの成田・バンコク3ヶ月オープンを4万ちょっとで購入した気がする。予算も混み混み15万円くらいしかなかったので結構きつきつだった気がする。
旅立つ前に見た映画はレオナルドディカプリオがタイタニックの次に主演した映画「ザ・ビーチ」だった。これはイギリスからの青年が新しい何かを求めて異国タイへ旅して幻のビーチを目指す話。その話の最初はバンコクのカオサン通り。そう、バックパッカーの聖地と言われた街だ。
その映画のイメージを焼き付けて、予約せずに出かけたカオサンで最初の宿を見つけるためにディカプリオになりきって当時の僕も探し回ったものだった。
そして、そのあとプノンペンにいくのだが、その当時のプノンペンはなんだか不気味な雰囲気だった。まず、夜は危険だからあんまり出歩くなって言われていたし、本当に大人があまりいなかったように思えた。そして、人が少なくなんだか寂しさを感じられる街並みだったから。
今ではすっかり変わったように思う。街が砂埃っぽいのは変わってはいないが。
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いろんな航空会社や旅行会社を比較して指定した日付の一番安い航空券を探せるよー。特にLCCならすげー安いやついっぱいある。バックパッカーはみんな使ってる。
昼は昨日買ったお菓子を食べた。
ランドリーを出しに行った時にみつけたサトウキビジュース屋さん。
よく見かける。子供がサトウキビをかじっていた。
そのあとは暇だったので、インドネシアのジャカルタでもらった村上春樹の「辺境・近兄」を読む。初めてのハルキだったが、読やすいね。
夜は下のレストランのルームサービスを頼んだ。
※ドルはUSドルです。
今日の出費(レート1ドル=120円=4,000リエル)
食費5.5ドル=660円
宿1,331円(宿はたいていagodaで予約しているから日本円でクレジットカード払い)
その他0ドル=0円
交通費0ドル=0円
合計1,991円
累計387,335円
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